秋田では昔から親しまれてきた山菜、ミズ。
その茎にできる「みずの実」は、ミズとはまた違った、独特の食感があります。
さっと茹でると、鮮やかな色が残り、噛むとシャキッとした歯ごたえ。そのあとに、ミズらしい少し粘りのある食感が楽しめます。
おすすめは醤油漬け
まずは、シンプルに醤油漬けにするのがおすすめ。
みずの実をよく洗い、沸騰したお湯で1〜2分ほど茹でます。冷水に取って色止めしたら、水気をしっかり切ります。
長いまま調理しても、3~4玉の連なりに切ってもOK。
あとは醤油、みりん、酒を合わせてひと煮立ちさせ、冷ました漬け汁にみずの実を漬けるだけ。
半日ほど置けば、ご飯のお供にぴったりの一品になります。
派手な料理ではないけれど、山のものは、こういう食べ方がよく似合います。
季節に山へ入り、その時期にしか出会えないものをいただく。
みずの実のシャキッとした食感を噛みしめながら、秋田の山の味を楽しんでみてください。
みずの実、いろいろな食べ方
みずの実は、醤油漬けだけではありません。
シャキシャキとした食感があるので、炒め物にしてもおいしく、味噌汁に入れても楽しめます。
みずの実の炒め物
下茹でしたみずの実を、ごま油でさっと炒めます。
味付けは、醤油を少し。
仕上げに鰹節を加えてもよく合います。
油で炒めることで、醤油漬けとはまた違った、香ばしい味わいになります。
豚肉や油揚げと一緒に炒めてもおいしいです。
みずの実の味噌汁
みずの実は味噌汁にもよく合います。
だしを取った汁に、食べやすく切ったみずの実を入れ、最後に味噌を溶きます。
あまり煮すぎず、食感を残すのがポイント。
シャキシャキとしたみずの実が、いつもの味噌汁に山菜らしい風味を加えてくれます。
みずの実の卵とじ
だし汁に醤油とみりんを加え、みずの実を軽く煮ます。
溶いた卵を回し入れて、ふんわり火を通せば完成。
やさしい味なので、ご飯のおかずにもぴったりです。
みずの実のおひたし
もっとシンプルに食べたいなら、おひたしもおすすめ。
茹でたみずの実を冷水に取り、水気を切って、だし醤油をかけるだけ。
かつお節をのせてもいいし、少し辛子を添えてもおいしいです。
みずの実は、特別な調理をしなくても、その食感そのものがごちそうになります。
醤油漬けにして保存食にしたり、炒めたり、汁物に入れたり。
その日の食卓に合わせて、いろいろな食べ方を楽しめるのも、山菜の面白さ。
採れた季節にしか味わえない、秋田の山の恵みです。

