2025/01/29 16:31
いらっしゃいませ。農園晴晴shopブログ、園主の齊藤です。
冬の秋田の空は、曇天が多いです。だからこそ、晴れた日の空の色は、とても素敵に見えちゃいます。とく朝焼けがいいんですよ
冬の朝の明けたばかりの空って、硬質な感じがします。冷たさをいっぱいにたたえて、冴え冴えしている水色。そこに朝日がさしてくる。すると山の稜線のあたりをぼんやりピンク色ににじませる。その少し温もりを含んだような薄桃色が、白神の山山の山肌の雪ににじんで、ロマンチックなグラデーションをくりひろげます。
この色彩がなんだか最近、とっても心にしみるんですよね。邪なものを一切凍らせてしまう清清とした朝の寒さと、春にあこがれる人の気持ちを映しだしたような色だなと思うんです。
朝に晴れてるときは、放射冷却でかなり冷えてます。氷点下10度とかありますよ。作業場の蛇口にお湯をかけないと、水が出てこなかったり。漬物の樽の中も冷たくて、手袋をしていても指先が痛くなってきます。でも、この朝焼けを眺めると、雪国に暮らしててよかったと思えるんですよね。
冬ってあまり動かない仕事が多いので体重が増え気味になります。そして春作業の出だしに体力不足で苦労するんですよね。
でも最近は、夏の方が太るようになったんです。あまり暑くて10:00-15:00ぐらいの時間は、屋内のエアコンある部屋にいないと危険な日が多くて・・・ナスやキュウリなど真夏に作業する品目はあまり積極的にやらなくなっちいました。だから出不精になって、体重がどんどん増える。
仲間の農業者も、やっぱり夏の野菜栽培を見直して、秋冬に収穫するものにシフトしている傾向です。それだけ夏の農作業がつらくなってるってことですよね。東北でこうですから、もっと南の地方はさらに大変だろうなと思います。
漬物の蔵出し包装作業は、いぶりがっこがほぼ終了しました。たくあんの蔵出しを大急ぎで進めるところです。
昨年大根がよくできなくて天日干したくさんをお休みしていました。その分今年は気合いを入れていて、いぶりがっこよりもたくあんを多く漬けています。雪国の寒さの中でじっくりと発酵して熟成したたくあんの味を、たくさんの方に味わっていただきたいと思っています。